やっぱりLiveが好き

目の前の空間を味わうのが好きな人の記録🍀

「坂東玉三郎 in BLUE NOTE TOKYO」7/13 ブルーノート東京 その②

そのの続きです。セトリはもう少し下の箇条書きのところに。

 玉さまはこちら の衣装でした。ブラウン系?で刺繍が立体的なもの。以前のコンサートの時に拝見したことがあったと思いますが、今回は全編、この落ち着いたでありながら立体感とスパンコールのキラキラで華やかさのある衣装で歌われました。

 

玉さまが登場されるときに横顔、横のお姿をじっと見てたんですけど(笑)玉さまは頭~肩にかけてのラインがとてもスッと伸びていて、でも無理がなくて見ていてもとても気持ちいい。ステージに上がるときの数段の段差を丁寧に上るお姿も好きで、ステージに着くまでで好きが炸裂(笑)

 

 

そしてマイクを取ってステージ真ん中でご挨拶をされ、始まりました。

「今日はメンバーズクラブ限定でよく知ってらっしゃる方々ですので、初日なので間違えてもおおめに見てほしい(笑)」というようなことを仰って、リラックスした雰囲気でお話されてたと思います。

 

一昨年に『世界のうた』ツアーを行い、去年も行うはずだったけどできなかったので、今年ブルーノートで歌わせていただくことになった、とのこと。一昨年販売していたパンフレットが入場のときに全員に配られていたんですが、「一昨年のツアーで余ったもの(で申し訳ない)ですが(笑)、曲はその時とは少し違いますがロンドンで撮った写真等もたくさん載っていますので、まだお持ちになっていない方はお持ち帰りくだされば」というようなことを仰ってました(笑)

この日以降は配られるかわかりませんが、もしかしたらあるかもしれないのでB5サイズが入るバッグや何かを持っていった方が良さそう。

 

曲の途中でメンバー紹介だと、いれにくい?忘れてしまう?だったか、そういう不安があるのでここで紹介したい、と三枝さんたちにも伝えて(笑)紹介してくださいました。

三枝さん、ベースの川本さん、ヴァイオリンの吉田篤貴(あつき)さん篤(あつし)さんと一文字違いで、「親戚等ではないけど『貴』で一字違い」と。私も聞き間違えたかと思った(笑)

ヴィオラの生野正樹さんのことを用紙で名前を確認して紹介されたこと?か何かをご本人に謝ってらした玉さまですが、生野さんはニコニコしながらこたえてらっしゃいました。

そしてチェロのロビン・デュプイさん。『ディーちゃん』(又は『ビーちゃん』)(お名前からするとディーちゃんかなと思いますが)玉さまも他の方?と同じようにディーちゃんと呼んでいるそう。

 

まずミュージカルから四曲、だったもの冒頭からいきなり思い出せない💦曲名順番も最後以外は忘れている…覚えてる方いらしたら教えていただきたい😂

とりあえず覚えているものだけ。


 

  • Shall we dance?
  • セ・シ・ボン
  • 5月の別れ
  • つめたい部屋の世界地図
  • 白い夜
  • ノスタルジア
  • そして今は
  • 枯葉
  • サンライズサンセット
  • サムウェア(たぶん💦)
  • 私の心はヴァイオリン
  • センド・イン・ザ・クラウン
  • いっそセレナーデ
  • 傘がない
  • 最後のニュース

 

  • ラストダンスを私に
  • 最後のワルツ
  • 水に流して

 


〈ミュージカル・井上陽水さん・シャンソン〉の三つのジャンルを柱に今回は構成されてたなぁと思います。玉さまのアルバムや、世界のうたで歌われていた曲はそこまで多くはない、けど、聴いたことのある曲は全部聴けて嬉しい!と感じる曲でした。

 

ミュージカルから四曲→その後は井上陽水さんの3~4曲は歌われていたような。陽水さんの曲はここだけではなく何度かありました。

一昨年の『世界のうた』の時に井上陽水さんと奥さまの石川セリさんが観に来てくださり、玉さまの歌を聞いて「初めて聴く歌のようだった」と言われたそうで、「喜んでいいのか、どうなのか」と仰ってました(笑)

今回も『5月の別れ』の陽水さんの歌詞についても少しお話されてました。

 

前半の井上陽水さんの曲が何曲か続くとき、玉さまが順番を一曲とばして次の曲?に行った時があったみたいで、結果ディーちゃんのソロありの曲がいきなり来てしまったことを、玉さまは謝ってらっしゃいました💦その後にとばしてしまった曲を演奏したような。


Shall we dance?』は一曲目ではなかった気がするんですけども💦でもミュージカル四曲の最初のほうだったかと思います。この曲のときには手拍子あり、玉さまも楽しそう♪

 

ノスタルジア』もなかなか聴けない曲ですけど聴けてよかった!けど覚えてない(笑)💦聴けばわかるのになぜ忘れてしまうのか。本当に新しいCD作っていただきたい…

 

『そして今は』は以前姿月さんがお歌いになり、世界のうたでは玉さまも歌ってらした力強い曲。何度も何度も聴きたいくらい印象的で、玉さまの身体の底からエネルギーが溢れてわいてくるようなこの曲大好きです。

 

『枯葉』は玉さまが最近で最初に歌われた曲だと思うんで、一番良く聴いてる曲だと思うんですけど、今回最初からその演奏と曲があまりにも素晴らしくて、物凄く引き込まれた曲でした。

玉さまの歌ももちろん素晴らしくて。今回は間奏のところで玉さまも歌詞がないところを自由に歌ってらして、ゆとりがあって進化されてるんだなぁと思いながら聴いてました。

 

サンライズ・サンセット』ミュージカル『屋根の上のバイオリン弾き』を、海外のどこかで見ようと思ったらそこでは終わってたので、他の国でご覧になったとお話されてたと思います。

 

『私の心はヴァイオリン』歌詞直球のまま書きますけど(比喩とかは置いておきますw)、弾かれているヴァイオリンの気持ちを歌う玉さま、なのに、玉さまに弾かれているヴァイオリンの気持ちになるのはなぜだ(笑)!!心地いいんですよ、この曲。大好きです、この歌をお歌いになる玉さま。

 

『センド・イン・ザ・クラウン』「何度もお話してるので~」と仰いながらもこの曲、映画(ミュージカル)の物語を少しお話ししてくださり、何度聴いているからといってやはり今回もよかった…

 

『いっそセレナーデ』

タイトルを玉さまから聞いて飛び上がって喜んでらっしゃる方も見えて、タイトルだけは聞いたことあるもののなんだっけ?と思っていたら!

この曲 でした!!!うおー!それは飛び上がりたくなる、と思うほど玉さまこの選曲をしてくださるなんて!本当に玉さまにお似合いな曲だった!!!!

 

『傘がない』

歌詞に「都会では自殺する…」とかその歌詞が今に通じると仰ってた気がします。それだけではなかった気がしますが。 こちらですが、この曲の凄さって言葉にどう現したらいいかわからない。でも圧倒的な何か感じるんですが、この曲の時の玉さまの膨らませた感情が物凄く力強く放出(といってもそれを抑圧するコントロールとかも)されてるのがとにかく凄かった…なにかを派手にしてるとかでなくて、これは、見ていただきたい。

陽水さんの歌が、とんでもないですよね。それを玉さまが、ですよ。

もうほんっっとに、すばらしかったです。次の曲になっても引きずりそうなくらいに。いや、引きずってましたね私は。また絶対聴きたいです。


この曲は今回を象徴する一曲といっても言いすぎてはない、と思います。それくらいに圧倒的で、また玉さまの新しい凄まじい一面を観て聴いて、身体で感じたこの感じをずっと覚えておきたいというか、衝撃的でした。

 

 

他に、失恋の歌の説明をされたあと、「失恋ばっかりでは…その次は明るい曲です(笑)」とかご自分で言ってしまうところがかわゆい(笑)

また、あまり明るい曲は似合わない(歌うことがない、だったか?)のですが、と明るい曲を紹介してくださってました。なんの曲かは覚えてないんですが、『セ・シ・ボン』だったかな?

この曲は宝塚OGの姿月あさとさんと真琴つばささんたちとのコンサートでの素敵なステップと可愛らしいコーラスのお姿が印象的だったんですが、今回も少しステップ付きで歌ってくださった!!楽しい明るい曲も玉さまお似合いです(笑)

 


あと、真横から見ているので、玉さまに横からあたる照明がよく見えていて、この曲でこんな風に使うんだー!っていう感動しました。正面から見たときにそれが、作り出している空気、空間というものがよくわかるとは思うんですけど、こんなふうにちがう角度から、作っているところをも見ているような、あとその創られる空間のなかに自分もいるような感じすらしました。

 

『最後のニュース』

本編が終わろうとするときに玉さまがそのこと(終了)をお話して下さいましたが、ここまであっという間でした。中身は凄く濃厚だけど、もうそんな時間になってしまったんだというほど、終わる時間が早く感じられて。

 

本編最後は井上陽水さんの「最後のニュース」。この曲の前に歌われた曲は玉さまが以前から歌ってらした曲だったはずですが忘れてしまった💦

「最後のニュース」はずいぶん前に陽水さんがニュース番組に書いた曲、ですが今と通じるようなところがある曲、のように仰っていた気がします。

歌詞、言葉がたくさんあって、それが決まったメロディに一つずつのせるというより、歌うこと自体がものっすごく大変な曲。曲名でわからなくても聴いたことがある人は多いと思います。

最後のニュース 玉さまの想い、いろいろここに詰まっているんだと思います。あと、玉さまは意図してないかもしれないけど「今あなたに Good Night」という歌詞をみんなに語りかけるように歌ってくださったのも、最後の曲らしくて好きでした。

歌うのが大変な曲なので、後半の畳み掛けるように歌うところが歌詞が出てこず?とまってしまい、そこは歌うことをやめ(演奏は進んでる)、三枝さんや演奏の方たちへ(ごめん)みたいなジェスチャーを少しして、私達にもわかるようにしてくれて、見守る、という時間もあり。この時間も好きでした。入れる、というところになったら歌い始めてらっしゃいました。

メンバーズの人達=わかってくれるという安心感を持っていただいていたのか、完璧にするというよりも、なんだかあたたかい時間だったように感じました。

 

アンコールへ

「通常ですと、ホールだったりするので一度退場してアンコール、ということになるんですが、今回はこの形なのでこのままアンコール曲を歌わせていただきます(笑)」のように仰って、玉さまお一人でステージの階段の方へ行き、(出ていきました、で、アンコールで入ってきました)みたいに、話しながらちょこちょこと動いたあと(笑)ステージ真ん中へ戻り、アンコールがあったていで、アンコール曲へ続きます(笑)

 

アンコール曲

「ラスト」と付く曲はいくつかありますが、「ラストダンス(を私に)」はいろんな方が歌ってらっしゃるし、自分が歌うなんて、と思って歌ってこず、「ラストワルツ(最後のワルツ)」等にしてあえて避けてきたそう(笑)

ですが今回初めて歌ってくださるとのこと。そして、二曲目はそのラストワルツ。

たしか、ラストワルツの前の曲が終わったとき、「次の曲の歌詞が出てこないから(思い出すから)ちょっと待ってもらっていいかしら?」みたいに仰って、思い出しタイムが少しありました。正直な玉さま可愛いな😂

でもそんなに時間がたたずに完了されてました。

 

最後の曲『水に流して』

「最近はあえて忙しくしてるんです」とお話始めた玉さま。「なにもしていないと(不安やなにか)出てきて怖くなることありませんか?」のように仰って、今までは「暇があったらな」と考えることもあったそうですが、逆に時間ができた時に(不安や)何かが出てくる、襲ってくる?感じがするので、と。

このお話の時だったか、もしかしたら別の時だったかもしれないけど、玉さまはお友達にこういったことを話すと「いやなことは忘れなさい」と言われるそうです。だからなるべく忘れる、流すように。よかったことでさえ、流すように、と仰いながら、最後の曲「水に流して」を紹介された、と思います。

  

 この後にアンコールは、なかったです💦日によってはどうなのかな、あるかもしれないなどと思ってしまう、思いたい、かなぁ(笑)

 

最後に退場されるとき、ステージ階段から一番近い方へ、目を合わせてらしたので、ちょっとうらやましかったです(笑)

とはいえ終始玉さまを見続けて、玉さまもこちらの方も見て語りかけるように歌ってくださって本当に嬉しかった。R側を見て歌い始めることが多かったように思いますが、そういうときの後ろ姿も、正面を見て歌ってらっしゃるときの横顔も、前半で、割りと始まってすぐのときに一度お水を飲んだきりの玉さまも、下を少し向いて喉を調整してらっしゃったようにみえた玉さまも、つまりどんな場面も(笑)見ていられて感じるものがあって幸せでした。

 

本当にブルーノートという濃密な空間で、こんなに見てもらえていいのだろうか、いやいいのだ!受けとるのだ!と受けとることに躊躇しないように、気を付けるくらい玉さまが皆を見て歌ってくださることを十分に感じられました。

 

演奏の方々も、ディーちゃん(笑)と隣の生野さんが楽しそうに目を合わせたり、セ・シ・ボンのときには音に乗って楽しんでらしたりするのが見えて、玉さまだとつい姿勢をただしてようとか思って固まってしまいがちな私は「あれくらい気楽に楽しくしよ」と心の中で思ってましたがなかなか固まっていた自分でした💦

 

力強い曲のあとに、今まで玉さまが歌ってらした曲だったんですが、なんとなく、力強い曲の感じがまんま続いているような、力強めな歌いかただったりテンポが玉さま、早いかな?と感じてたんですが(私の勘違いかもしれません)、三枝さんたちは演奏の中で自然に合わせてらした感じで、それも凄いなと。信頼があるから玉さまも任せられるし、演奏の方々もそれができる。そんな場面を目撃することもありました。

 

今回はより、玉さまの今の想いをいれた選曲だったように思います。それだけではなくて明るい曲も、馴染みのある曲も、やっぱりどれも一曲一曲がしみて、お腹がすきぎみだったのに(笑)、心と体の細胞ひとつひとつがおもいっきり満たされた、そんな感じでした。


あと、井上陽水さんの曲で玉さまのまたちがう面を知って、失礼な言い方かもしれないけど、玉さまの可能性は本当に無限なんだと、目の前でガツンと見せていただきました。

今までだって素晴らしかったけど、それだけではない、もっともっと広がるんだってことを実感しました。


本当に素晴らしいライブでした!!!何か思い出したらまた書きます(笑)

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玉さまが歩かれたステージへの階段

 帰りに急ぎぎみに撮ったのでぶれている(笑)玉さまの痕跡を残したかったのだ(笑)