やっぱりLiveが好き

目の前の空間を味わうのが好きな人の記録🍀

「坂東玉三郎 初春お年玉公演」1/14 松竹座

口上~女方の魅力~

一番最初は緞帳の前?のスクリーンいっぱいに獅子舞が写され、お正月の雰囲気をより味わえる演出でした。

そして幕が開き、元日の地震と翌日の事故へのお見舞いのお言葉を述べられたあと、千穐楽のこの日まで迎えられたことの感謝等、そしてこの後小朝さんとの公演、コンサートがあることも宣伝してらしたと思います。

そして口上の時に衣装の解説を始めたのも数年前のこの松竹座からスタートし、その衣装が今海外で展示されているため、新しい衣装をつくろうとおもったら2年(数字はあやふや💦)かかると言われたとのこと、2年すると衣装も戻ってくるので(笑)ということを仰ってました😂

女方の解説では手拭いを使っての実践。たしか昔先輩の役者さん、お名前を忘れてしまいましたが💦その方が花道から出てこられる時に、必ずちょっとつまづくお芝居をされていた、というお話を実践しなら教えてくださいました。それについて玉さまがどう仰ってたのかは覚えてません😅女方らしい仕草のひとつということだったのかも。

女方は線が大事、と、裾の線まで意識するというようなことを仰ってた気がします(あやふや💦)

そのまま

地唄「黒髪」

口上の拵えのまま黒髪になったのがちょっと驚きで、完全に個人的な思い込みですが、=口上の拵えだったので呆気にとられている間に終わってしまったそんな感じです💦

 

幕間を挟んで

天守物語

富姫役の玉さま、侍女役の玉朗さん、薄役の上村吉弥さんは実際にご登場され、他の人物はスクリーンを使い映像での登場。玉朗さん吉弥さんお二人が実際にお出になられたことで芝居としてしっかり目の前にあるということを感じられとても良かったです。

そして玉さまの富姫、拝見できてよかったです!凛とした、この世のものとは一線を画すような雰囲気、それがぴったりで、もっと長く見ていたかった。そしてその後亀姫ででてこられて、扇子を落としながら「ご勝手」と富姫へ言い放つ場面を今回も見られるとは‼️この場面あの姫のちょっといじわるに微笑むというかすねるという感じがたまらなく可愛いくて、最高でした!

その場面もこちらに含まれていたとおもいますが、リアルな玉さま演じる亀姫とスクリーンの玉さまが演じる富姫との共演。映像の中の音声を使っていて亀姫は口の形をなんとなく動かす感じ。あんまりはっきり合わせようとして(ズレが生まれるかも)というより、そのほうが自然にみられる感じがしました。そして亀姫はお琴をひくという、ボリュームの多さ。なんとなく時間的におまけくらいな感じなのかなと思っていたら映像もしっかり時間をとっていて、こんなにやってくださるの?っていうくらいたっぷりで驚きました。

 

そしてスクリーンに写されたのは今度は映像の中の亀姫。松竹座の入り口のところに立ってらっしゃいます。言葉を発すると玉さまが地声でおはなしされるのでギャップにびっくりします😂

松竹座開場から101年ということで亀姫が松竹座の紹介をする、という流れ。まず松竹座にある応接室へ亀姫が案内してくれます。この時だったか、エスカレーターの角にいる101年記念キャラクターのことを「しょーちまる(くん)」と淡々と紹介されていながらなんだか可愛らしいキャラ名を口にされるのが面白くて(笑)何度もリピートしたいくらいの場面でした(笑)

むかしの航空写真というか空から見た写真で街並みを振り返る中で、松竹座だけでなく他にもたくさんの劇場があったこともわかりました。そのなかで松竹座は後発にできた劇場で、和の作りの劇場がほとんどのなか、あの西洋の建物は珍しい(もしくは初めて)だったそうです。

 

松竹座の歴史についての映像が終わると幕が開き

由縁の月

感想について書きたいところですが、この日朝からうごき回っていたためかまぶた同士が猛烈に仲良くなってしまい💦玉さまが美しかったということしか覚えてません😅どこかでまたこの演目が見れたらいいなとおもってます🙏

 

幕が降り拍手が止まないので再び幕が上がり

カーテンコール

この時の玉さまの表情が物凄く輝いてらっしゃいました。由縁の月では眠かったのに💦このことだけははっきり覚えてます😅

演奏の方へ向けて手を差し出してくださるので私たちも拍手に熱が入りより一層盛大な拍手に。カーテンコールは二回だったかな、玉さまの素敵な笑顔を見ることができて嬉しかったです。