※少し直しました
昼の部のみ取っていたこの公演。出演者の方も宝塚OGの方がいらっしゃるし、玉さまがそんなにご出演されている時間は長くないのかな、と思っていました。
舞台に幕は引かれておらず、舞台上のセットがまんま見える。玉さまのコンサートの時のようにドレープたっぷりのカーテン(多分カーテンではないと思うがなんていうんだろ💦)が後ろにあり、舞台上には下手にピアノ、上手に向かう順番でベースやドラム、上手には管楽器と恐らく後ろにはキーボード?が置かれている。
始まりの時間になると、演奏者の方達が登場されて、「アプレ・トワ」からスタート。
と思ったら玉さまのご登場!!!最初が玉さまのご出演だった!!帝国ホテルトークショーの宣伝の時の衣装で、この時は小指に指輪をはめていたように見えた。舞台中央にスタンバイされ歌が始まる。この曲をお歌いになっているのを聞いたことがあったかな・・・あったとしても、本当にごくわずかな回数だったと思うので新しい曲を聴くような感覚。爽やかな曲調なんだけど、歌詞はシャンソンならでは切ない内容だった。
曲目リストとしては(順番がこの通りでなかったかも)
合計7曲も、歌って下さって、一部は玉さまのみのコンサートだった。その構成に最初は驚いたんだけれど、すべてを通してみると、どこかで分断されるより、一部をすべて玉さまにした方がよりその世界感が統一されてて良いんだなぁと思った。
一曲目『アプレ・トワ』が終わって「本日は越路吹雪40回忌公演にご来場くださり誠に有難うございます」のように玉さまからのご挨拶。
37回忌の時に越路さん(追善)コンサートに出させていただいて、その時共演者の方達は有名な曲を選曲されていたので、玉さまはあまり有名でない曲を選んだ、と。
また、二部終わりにOGの皆さんとのMCの時、37回忌の時に唄わせていただくことになり、これは練習しないと、ということでそれ以後のこの三年間も歌われてきたとのこと。その前からも、声が出にくくなった時から、ボイストレーニングはしていたがやはり本格的なきっかけになったのは37回忌の時だそう。
10代の時から越路さんのコンサートに通っていたこと、幕間に劇場の係のお姉さんたちに隠してもらって後ろでサンドイッチを食べていたこと、舞台人としても尊敬していて、越路さんを見習ってされていたことも多々あること等お話されていた。
やっと涼しくなってまいりまして、と季節に合った歌ということで『枯葉』『白い夜』の曲紹介。
『枯葉』は今まではピアノから始まるアレンジだったけど、今回はトランペットだったかな、管楽器のソロから始まるアレンジの曲になっていて、また雰囲気が変わって素敵だった。今回のピアノと音楽は三枝さんだった。二部のOGの人達が演奏の方達をご紹介していたからそこで知ったのだけど、玉さまも歌いづらそうなことは無かったのでそこでなるほど、と納得。この曲の「ことーばよー」のメロディのところをお歌いになる玉さまがとても好きなのだけれどこの日もその部分含め聴くことが出来て幸せでした。
『白い夜』はシャルルデュモンが越路さんに送った曲で、それに岩谷時子さんが詩をつけたそう。別れの曲なんだけれども、「汐風が冷えてもうそこに秋が」とか「思い出のホテル」など、そういった情景から季節を感じる歌のように思っているのだそう。初めて歌うので緊張しています、と正直に仰っていたところが素敵だった(笑)曲自体も、玉さまの歌も素敵だったのでまた聴いてみたいなぁ。
『Send In The Clowns』は越路さんが晩年に出演されたミュージカルの曲で、越路さんはこの時50代。玉さまは岩谷さんから「(越路さんは)トレーニングをして最近衣装の胸囲がおおきくなった」と聞いたそう。そのお話を聞いていくつになっても50代になっても成長し続けられるのだな、と思ったそう。
一部で40分。玉さまのミニコンサートといった感じ。40分でも聴けて本当に幸せだった!
二部は宝塚OGの人達がお一人一曲ずつ、そしてその後は二人や三人でお歌いになって最後にもう一度お一人ずつ歌ってOGの人達の歌が終了。その中に玉さまがご自身のコンサートでお歌いになった曲もあったので、最初こそ比較してしまったり、玉さまの歌で聴きたいとおもったりもしたけれど、聴いていくうちにアレンジや人により歌い方が全く違うので、完全に別物として聴けたし、その方独自の歌い方も素敵だったので楽しめた。
そしてそこに玉さまも加わって、この日の感想等をお一人ずつお話になった。玉さまは二部は衣装を変えていて、下の一路真輝さんのブログ参照を!!夜の部で見たときは、指輪が左右一個ずつに増えてる気がしたけど、昼もそうだったんだろうか。ちょっと不明。
玉さまは一路真輝さんの「王様と私」等のミュージカルをいくつかご覧になったことがあり、それを一路さんに伝えたら一路さんは本気でびっくりされて恐縮されてた。
安蘭けいさんは、『Send In The Clowns』のミュージカルを去年ご自身が演じられて、この歌をよく知っていたのだけれど、今回玉さまの歌を聴いて、玉さまがお歌いになったことによって世界が広がった、とも仰っていた。そして夜の部では「個人的には(玉さまに)今後もずっと歌い続けていただきたい。いつかご一緒にステージに立たせていただくことが出来たら」等とお話されてた。安蘭けいさんからでたこれらの言葉がとっても嬉しくて、感激した。お世辞でもなく、心からそう思ってつい、という感じでお話されていたように感じたし、聴く方にそのように届くほど、玉さまの歌は響いているのだなぁと、他の方の感想からも感じることが出来て幸せだった。
最後に宝塚ゆかりの曲を、ということで
の二曲。『オーシャンゼリゼ』はOGの方がお一人ずつ歌うところに、一緒に玉さまが歌う(玉さまはすべて歌う)というふうになっていて、ただこの曲のキーが高いしOGの方にキーが合っている、聴こえやすい為、最初玉さまがお歌いになっているのがわからなかった💦でも全部歌ってらっしゃるんだなぁと見て聴いていたらわかった。
歌が終わりアンコール。
『すみれの花咲く頃』三年前、冒頭の玉さまの歌声に魂を持っていかれた、想い出の曲。今回は、妃海風(ひなみふう)さんが冒頭をお歌いになられたのだけど、妃海さんもまたとても歌が上手な方だった。それにより、また玉さまでの歌も聴きたいなぁ、と思った。それくらい素敵な歌声でした。歌が始まるとステージ真ん中後方のカーテン(のようなセット)に越路さんのお写真が映し出され、そのカーテンが両脇へ開きそのままフラットなセットの壁面に綺麗に映し出される。夜の部ではその展開がわかっているから、玉さまは早々に端のほうに寄り、それを見たOGの方々も端へ。そして越路さん(の写真)を迎え、越路さんに向ける歌のように歌われる。玉さまが本当ににこにこ笑顔で、歌の時以外にそこまでの笑顔はなかなか見られないから、本当にそのお顔、玉さまを見ることができて嬉しい。
この曲の時、玉さまが男役のように、マイクを持っていないほうの手でOGの方の手を取り(OGの方が女役、みたいに)一人一人の方のところに回られていたのだけれど、湖月わたるさんの時になったら湖月さんがすかさず、さっと足を大きく前後に開いてひざまずき、玉さまの手を下から取る、受けるようにされて男役女役が逆転!玉さまも一瞬にして高貴な姫のようにさっと受ける側になり、湖月さんはかっこよく、玉さまは本当に素敵だった!!そして湖月さんは玉さまの手の甲にキスをするようなしぐさ(夜公演はしてるように見えたくらい手と手の間に隙間が見えなかったんだけどどうなんだろう、気になる!!)をして素敵すぎたー!絵になるお二人。悶絶
…後日宝塚好きの人にこの手の甲キス話をしたら「それ絶対してないよ(口つけてない)」とあっさり言われまして😂
まあそれはそうですね(笑)でもいい夢が見れました(笑)
アンコールが終了しても拍手は鳴りやまず、玉さまはじめ皆さまが出てきてくださる。とくにそこからは決まっていなかったらしく、玉さまが皆で手をつないでお辞儀しましょう、とは仰ってはないが(笑)、その促す動きで皆で合わせてお辞儀。玉さまたちが舞台袖へお帰りになられたけど、まだ拍手はやまず、再び出てきてくださった。玉さまたちはにこやかながらも「どうしよう」といった戸惑いも感じられつつ(笑)今度はスタンディングオベーション。こちらの気持ちが伝わったようで本当に素敵な満面の笑顔が見られ、終了。
昼の部を見終わった後に、「もう一回観たい、玉さまの歌を聴きたい!!」という気持ちが抑えられなくなり、夜公演も急遽追加。私のこの決断に間違いはなかった。間違いや後悔なんてあるわけないのだ。いつもそうではないか(笑)
妃海風さんのインスタより。ピースの玉さま!!右から二番目が手の甲キス王子(笑)の湖月わたるさん!
一路真輝さんもブログに書かれていたので引用。こちらはピースではないバージョンのお写真。ブログ記事が素敵!!