玉さまの今年の歌のツアー、初日の八千代座。
雨だったので動きづらいなぁと思っていたら、到着してすぐに目に入ったのが
テントを八千代座側に移動する実行委員の人達の姿。
いつもは、道路をはさんで八千代座とは反対側にテントがあり、その下で物販販売が
されてるけど、その一部を八千代座側に近づけて、靴の脱ぎ履きになるべく濡れないように、という配慮をされてて、長い歴史がある小屋だけれども、それでもこういったことをすぐにできるとことがさすが!!
そしてパンフレット、2500円。高いな!と思ったのは一瞬。よく見たら、ポストカード四枚付き。そのポストカードのお写真がまた素敵で!!!一枚一枚が分厚くしっかりしたもので、それぞれに今回協賛の社名が入っていて、ちゃんとその企業に合ったお写真が選ばれていて、まるでそのきき企業の宣伝広告みたいにすごく高級感があって素敵。この前の岡本隆史さんの玉さまの写真展でのものや雑誌等に掲載されていた「これは!!」っていうお写真が採用されてて、これだけで千円でも買います(笑)
パンフレット自体もとても高級感のある、お写真満載な一冊。今回井上陽水さんの曲を何曲かお歌いになるからか、陽水さんからの寄稿あり。ただ、まだ対面したことはないような、玉さまが陽水さんの曲を歌うということを聞いての文面という感じだったので、ユーミンの時のようにぜひ対談していただきたい!
八千代座内、舞台にはいつもの定式幕ではない緞帳が。歌舞伎、舞踊公演でないときは定式幕は使わないらしく、新鮮だった。
幕が開くと、下手側にピアノと指揮の三枝さん、ベースの川本さん、真ん中を開けて
上手側に会田さんをはじめとしたバイオリンの方達、ヴィオラの松本さん、チェロの島津さん。その後ろに美しい幕があり、去年の「愛の讃歌ツアー」と似たような感じ。
その真ん中部分を通って、玉さまが登場。全身真っ白のスパンコールです。虹色にキラキラ光る!!
一曲目 忘れた💦井上陽水さんの曲。会見では「つめたい部屋の世界地図」のことに触れてるからそうだったかも。曖昧です。でも聴いてみたらそれっぽいかも!ということで
- つめたい部屋の世界
- 少年時代
- 5月の別れ
玉さまの視線はご自身のお顔からまっすぐなところや上方などを見ながら歌うことが多かった気が、最初の方では。どこの場面でお話されていたことか覚えてないんだけど、一昨年からシャンソン等を歌ってきて・・・「歌舞伎役者なので今まであまり言えませんでしたが(笑)井上陽水さんとかそういった歌(世界のうた、というよりこういう日本歌のことを指してた気が)のことも好きで」というようなことを仰ってて、ここ玉さまの仰り方がすごく面白かった!!
5月の別れ、はコンサートが5月に始まるので「じゃ、『5月の別れ』にしましょう」と決めたけれど「7月にもコンサートがありますが(笑)」と(笑)
この曲の「星の降る暗がりで レタスの芽がめばえて」の歌詞の部分に
触れて「レタスの芽がめばえて、ってどういうことかなと、思いましたけど(笑)」確かに(笑)そして具体的に仰ってたことを忘れてしまったのでパンフから一部引用「普通に聞けば男女の別れのシーンですが、井上さんの曲は不思議と、それだけに終始しないんです。現実からふわりと浮き上がって、少し抽象的な世界へと飛んでいく」と。コンサートでも同じようなことを仰っていた。
この後だったかなぁ、わりと序盤で事前の何曲かまとめての曲紹介があったからこのままお歌いになるのだろうと思っていたら歌終わりに引っ込んでしまわれた!はて、どうなるのかと思ったら早着替え!!さすがに舞台上での引き抜きではないけれど(笑)それでも全身お着替えされたのに早かったー。今度は全身黒(グレーがかった!ネイビーがかってたかな?)のキラキラするお衣装。
ここからは本当に順不同💦パンフの記載を元に。
- 誰もいない海
- 夜明けのうた
夜明けのうたについて、岩谷さんの前でこの歌を歌ったことがあり、「私の心に」のところを「ぼくの心に」と歌ったところ、「『ぼく』が似合う」と言われたそう。昼間働き夜学校へ通っている少年たちをイメージして作ったので、もともとは「ぼく」だったのだそう。その少年たちが学校を終え、朝焼けを迎えるようなイメージと仰ってた気が。
あと、カルメンマキさんの曲が流行っていた時代、曲を聞いていたということをお話されていたけど関連した曲があったかな・・・💦
- 18才の彼
- ノスタルジア
- 人生は歌だけ
- セシボン
「虹の彼方に」聴いたことのある部分からではない、初めて聴くメロディ。パンフには「昔、岩谷さんに訳詩していただいたことがある。残念ながらなくしてしまった」ので今回玉さまが新たに詩をつけたそう。訳詞、と仰ってたかな。さらっと「訳詞」「詩をつけた」って仰ってますけど、凄い・・・英語の詩をご自身で訳詞すること、詩をつけること。
- 星に願いを
玉さまが小さい頃「三菱ダイヤモンドアワー・ディズニーランド」というディズニーのテレビ番組があって夜8時から9時に放送されていて、ティンカーベルが魔法の粉をキラキラかけるところから番組が始まるという、その番組がお好きだったそう。オープニング映像は見つけられなかったけどエンディング曲(でもyoutubeにオープニングとエンディングに使われていたとのコメントがあるのでもしかしたらこの曲かも)静止画つきとクリア音源バージョン貼っとこ。曲だけでも当時玉さまがお好きだった雰囲気が味わえるかも。
この曲名、ご存じ?「テレビ番組ディズニーランドED使用曲」 - YouTube
テレビ番組ディズニーランドのエンディング音楽 In the blue of evening[DTM] - YouTube
- スマイル
チャップリン作曲のこの曲。こちらも今回玉さまが訳詞をつけたそう。チャップリンはもともと作曲家(たしか)になりたかったそう。今ぱっと調べてもそのことは出て来ないんだけど、玉さまのリサーチ力って凄い・・・。
- マックザナイフ←八千代座では歌いませんでした
玉さま訳詞。パンフには載ってますけど、ちょっと記憶にない・・・今回お歌いになったのかも不明。次回にしっかり聴こう。
- ある恋の物語
ザ・ピーナッツも歌っていたというこの曲。またも玉さま訳詞。もともとはこの曲を作詞した男性が大切な人(弟の奥様)を亡くした悲しみを歌っているが、それをそのまま歌ってしまうと色気がないので工夫されたそう。
- サムウェア
ミュージカル、ウエストサイドストーリーの楽曲。この曲の記憶がー!わからない。お歌いになったかどうか。パンフより「訳詞を少し変えました」・・・玉さま、凄すぎやしませんか。玉さまにどのように訳詞するのかお聞きしたい。元の詩の理解、それをどのようにして何に気を付けて訳すのかということを。
- センドインザクラウン
去年のツアーからお馴染みのこの曲、岩谷さんが訳詞をつけたもので、訳し方でより大きな意味を感じられるような曲になった、というようなことを仰っていたかと思います。
「(この後の)日生劇場に来てくださるお客様もいらっしゃるかと思いますので、曲を少し変えております(笑)」ということで!!愛の讃歌、八千代座限定です。まさかのこの曲を限定にしてしまうとは!!ほかの劇場ではきっとまた別の素敵な歌が聴けることと思います。この曲を歌い上げる玉さま、客席の聴き入り方は桁外れだなと思います。歌い終わってからの拍手の盛大だった!!
この曲、素晴らしかった・・・ということだけは物凄く覚えてる。もちろん玉さま訳詞。また聴きたい!
- 水に流して
確か本編最後の曲だったような。この曲になると「あー最後だー終わってしまう!」って寂しい気持ちになる・・・
- 最後のワルツ(アンコール)
玉さま、「ラストダンス」もしくは「ラストワルツ」と仰ってたように聴こえたけどこの曲だった。この曲も去年から聴いていて、好きな曲ではあるけれど、なんだろう、去年から聴いてきて自分の中で感じてきたものの上に、今回のコンサートの体験、経験がプラスされ、さらに自分の心を豊かにしてくれたように感じた。なんていうんだろう、感情、感覚をより豊かにしてくれて、どんどん幸せにつていくような感じ。これには終わりがないように感じた。聴く心、与えていただいたものの成長、そんな感じがして、わからないけど泣けてしまい、そんな素晴らしいものを与えてくださる玉さまの歌というのは、なんて凄いんだろう、と思った。感じたこころ、与えられたものってそんな風になることができるんだ、と初めて知ったような気がする。
さらに手拍子によるアンコールででてきてくださったけど、「今日はもう曲を用意しておりませんのでご挨拶だけ(笑)」ということでご挨拶してくださり終了しました。花道でのご挨拶はなかったので、曲中でこれ以上見れないくらい見て、拍手。南座ではどうなるかわからないけど、そのつもりでその瞬間に精一杯拍手を送って玉さま見るのが一番だな、と思った。
八千代座でのコンサートが過去にあったことを知って、「いつかあったらいいな」と思っていたけど、今回叶ってほんとに嬉しかった。また八千代座でのコンサート、お願いしたいです!!!