やっぱりLiveが好き

目の前の空間を味わうのが好きな人の記録🍀

鼓童「鼓」12/20 文京シビックホール ②

①でも書いたように行くことを迷ってたわけです。
そんな時SNSに、好きなメンバー充さんの笑顔全開でやりきった感満載の写真が!
…ときたら行かないわけに行かないよな、
そりゃ観たいわ‼️というわけで参加を決めたのでした。


一幕での登場はわりと少なめな登場時間に感じたので
「二幕もこれくらいなのかな…」とよぎったものの!


休憩挟んで二幕が始まり中盤になる頃、最初からステージ後方にある大太鼓が乗った、
高い屋台のようなところににふんどし姿のお二人がそこに乗り、
かといってすぐに太鼓を叩き出すわけではなく他の人が出す音の中、静かにそこに在る、
という感じだったわけです。
あのお二人のうち一人はもしかしたら充さんか?と思ったものの、ここでは確認せず(笑)

スタンバイしてるんだけど、単なる準備というよりそこまでの動きも曲の一部のようにみえてた。

そして曲が終わり、その屋台ごと前に半分回転しながら出され
それまで太鼓の側面が客席から正面に見える状態だったのが
太鼓の打つ面が客席から見えるようになった。ということは、演者の方の後ろ姿が観れるということ。

( ゚д゚)ハッ! そういえばSNSで見た写真は上半身何も着ていなかった!…ということは
ふんどし姿のお一人の可能性が高い‼️と、ここで双眼鏡を取り出し確認したら、やっぱり充さんではないか‼️

しかもメインで打つ客席側に立つ方。もうお一人は裏側で叩いてらっしゃるはず。


ここからが凄かった。左足をくの字に曲げ、右はまっすぐ。
この状態で太鼓の真ん中から下の部分を打つんだけど大きいだけではない筋肉と、細かい線、
筋肉なのかなにかよくわからないけどそういったもので鍛えられている身体を見て、
必要なことをしてきた結果の表れって、こんなにも凄いんだ、と見とれてしまった。

最初は謎に遠慮して(笑)双眼鏡控えめにしてたけど
もうそんなことを思っている場合ではない(笑)!
それからはほぼ双眼鏡でじっと見てました。

支えている足、ふくらはぎ~太ももも、体勢を少し変えた時に動くことでもまた筋肉の形がよくわかる。

その身体の美しさで、打つだけでも大変そうな大太鼓を時に連打もありながら
ほぼずっと叩いてらっしゃる。

その姿をみていると、ただ太鼓を演奏しているというだけでなく
息が上がりそうなところをおさえておさえて他も無駄をそぎおとしていった先の、
「打つ」という行為が本当にシンプルに、ただそれであって、どこかにまっすぐ届いているような
そんな感じがしました。

心、とか、気持ち、に響いたというよりももっと核の部分…
玉さまがよくお使いになる「魂」という言葉、それが指すところが掴めていなかったけど
この時の充さんの音、演奏の姿は、その「魂」に響いてたんじゃないか?と思う。



大太鼓の演奏が終わったらすぐにひらりと台から下りて、その前に並ぶ太鼓のもとへ。

え、まさか続けて演奏とか本気か!と思っていたら本当だった(笑)
座ってその太鼓を両足ではさんで演奏する形のあれ!!
あれは(笑)大変だ…直前に大太鼓打ってなくてもそれだけでしんどいこと間違いないのに。

そして休む間もなく演奏へ。
…もう超人の域だなと思った…ほんとに、どこで息落ち着かせてるんだろう?と思って
また双眼鏡で見ていたら、座って演奏の太鼓の少しの休みのときに、
口をすぼめて息を吐き出してる感じで、大変なところは見せていない。

そこばっかり見ていたんだけど、他にも後ろで女性メンバーさん達も高く細かい音をずっと叩いてる。
その雑になることがない音の渦の中にいるのが心地よくて、
本当に行ってよかった‼️と思ったのでした。