八千代座から１１月公演延期のお知らせが発表されました。
八千代座公演案内から引用させていただきます。
坂東玉三郎「映像X舞踊」公演、令和3年に延期のお知せ
10月30日より11月8日まで開催予定でございましたが、。現在、新型コロナウィルス感染拡大防止の為、八千代座の使用ガイドラインも座席数50％となっており、10月11月も規制が続くと考えられます。実行委員会といたしましては、玉三郎丈の八千代座三十周年記念であり、八千代座での最後の舞踊公演ということでもありますので、一人でも多くの方々にご覧いただきまして、満席での公演を開催したいと考えております。つきましては、苦渋の選択でございますが、秋の公演を来年に延期することにいたしました。皆様には、大変ご迷惑をおかけしますが、何卒、ご理解、ご了承賜りますようお願い申し上げます。尚、来年の開催時期につきましては、改めて発表いたします。よろしくお願い申し上げます。
玉さまは今回八千代座での公演30周年、八千代座での最後の舞踊公演、
ということを公言されてる。
玉さまに届いた八千代座の方の一通の手紙から、今の八千代座に繋がる道ができて
そのことにずっと尽力されてきた玉さまだから、というのはもちろんのこと、
このコメントを拝見して八千代座実行委員の方々が
玉さまの公演のことをどんなに大切に思い、考えてくださっているか、
短い文章からもそれが十分伝わりました。
九月には海老蔵さんの公演が座席数50％で行われる予定だそう。
やろうと思えば開催できないことはないんですよね、今のところ。
でも「一人でも多くの方にご覧いただきまして、満席での公演を開催したい」
という言葉に、何としてでも最高の形で行う、そのお気持ちが
物凄く感じられて、嬉しくて有難くて、感激で胸がいっぱいです。
延期をするということは、いつになるかわからないということ。
恐らく、時期が未定の未来のことを引き受ける責任、プレッシャー共に感じながら、
玉さまはお引き受けなさったのだろう、と思う。
（こちらは重荷に感じてほしくないと思うけれども。でも引き受ける＝そうなってしまう、なんだろうな、と）
5月から11月に延期になった時も、何気に公演日数そのものが増えたんですよね。
今回だけじゃなくて、ずっとこんなあたたかい方達の中で観劇してきて、
こんなに素晴らしい方たちを好きで、ご縁をいただいて、
本当に幸せ者だと思う。
八千代座の方々、玉さま。今回のこの結論に感謝しかないです。
本当に、有難うございます。
満員の八千代座で、玉さまに、八千代座に、八千代座に関わる方々に、
精一杯の拍手で思いを伝える日を想像しながら、待っています。
