やっぱりLiveが好き

目の前の空間を味わうのが好きな人の記録🍀

「十二月大歌舞伎」 12/25 歌舞伎座 〈日本振袖始〉

前々回の①をちょっと訂正💦
かめに映った自分を見て驚いたあとは、全然違いました‼️
どうやら私、妄想の世界に入っていたよう。まあいつものことです(笑)💦
岩長姫はもう「それ」になってしまっていた。
またあとで詳しく書くけどもまずは今日の感想です。


すっぽんから登場の岩長姫。
この時の打掛?を使いバッサバッサとする姿が、かっこいいなんてそんなもんじゃなかった…
岩長姫からあふれ出ている恨みや怒り。そういうネガティブな感情を表現する役の時も、
玉さまが放つものに強烈に惹き付けられるけど今回もまさにそういう演目だと思う。

他にも酔っ払った時のいい気分の時の表情や、危うそうな足元で気持ち良さそうに踊っている時、
その躍りが凄い。

この時の唄も凄く良くて!!
他の場面でも今回ご出演の人達の唄は上手さを何度も思うんですが、
その唄に玉さまの岩長姫が踊るという、これが本当に最高。

稲田姫の腕を取ろうとして手が離れ逃げれらそうになったところを、術で引っ張って、
軽く手をはたいたような仕草だけで相手を操って翻弄させたり、
その時に稲田姫の方を見ずに、反対を向いたまま手だけちょいちょいとしてるだけだったりするのが
岩長姫、八岐大蛇の力がわかるのと、目はそっちを向いてなくても「逃がさんぞ」っていうのを感じさせる場面で、悪役玉さま大好き‼️と思う瞬間(笑)

稲田姫を捕まえて、その小高いところに連れていこうとする時の最大級『ニヤリ』とした
ワルい顔の玉さまがたまらんです…(笑)
あと、口が片方だけ上がるみたいに悪いかおになる時や左右の表情が非対称であるほど
私は楽しいということに気づいた(笑)

後シテの姿で目を見開いて口をカーッ!と開けて敵を見る時とか…役者さんなので
当たり前なんだろうけど、玉さまの表情筋が素顔からは想像つかないほど無限。

花道で、玉さま、八岐大蛇分身の人達と一列に大蛇になる時、一番後ろの人が逆立ちになる、
とは書いたけど海老というかしゃちほこの反った尻尾のような形になって、
一つ手前の人が足?でそれを支えるというアクロバティックなことになっていて
ほんとに端から端まで見応えがある。

前回も書いた気がするけど今回のこの演目は見所が多すぎて、楽しすぎてもうずーっとみていたい。
あと一回、しっかり目に焼き付けてきます!