やっぱりLiveが好き

目の前の空間を味わうのが好きな人の記録🍀

「三橋美智也 23回忌追善メモリアルコンサート」8.22 浅草公会堂 夜の部

玉さまは大阪の時と変わらず一部最後でのご登場。三橋さんとのご関係のお話のとき、玉さまが三橋さんの元マネージャーの二条さんに、三橋さんがどのような方だったか、ステージに立つ前はさぞかし入念な準備をされてたのではと思って伺ったら、「うん?うん?うん?(喉がいがらっぽいときにする喉をならすような感じ)」とするくらいで出ていた、というお話を聞いたとのこと。この「うん?」の度に右、後ろ、左に頭を傾ける仕草をするかわゆらしき玉さま(笑)。

三橋さんの歌の魅力について、動かずにまっすぐに歌いながらも心情が伝わる歌、というようなことを仰っていて、そのお話の間何度も三橋さんのお写真が掲げられていたところを見上げるけどその時にはお写真が出ていなくて💦三橋さんを思いながら、気持ちを寄せていらっしゃいながらお話されていることがよく伝わってきた。この日も三橋さんの形見分けでいただいたという、玉さまの誕生石でもあるエメラルドとダイヤの指輪を付けてらっしゃった。

お歌いになった曲は大阪と同じ「ノスタルジア」いつも心の戸口で亡くなったその人が寂しそうに微笑んでいる、といった歌詞で玉さまがこの歌をお歌いになると情景が浮かんでくる。いつもメロディーを覚えていないんだけど、素敵なこの曲。「人生は歌だけ」こちらのメロディがすごく印象に残っていて、三橋さんを思いぴったりな曲を選び歌う玉さまのお気持ちが伝わってくる。どの曲でもそうなんだけど、玉さまの歌って本当に自然に入ってくるから不思議。

二部の一番最後。出演者のかた皆が横一列になって、「星屑の町」を歌う。玉さまは一番端の司会のアナウンサーの横に行かれて歌ってらしたんだけど、水前寺清子さんがとちゅうで玉さまの腕をとって舞台センターまで引っ張って行ってくださった。玉さまは遠慮がちにされてたけど、でもそのうちチータの隣で凄く楽しそうに歌ってらした。次の「花笠音頭」の時の合いの手「チョイチョイ」とか「ハァ ヤッショーマカショ」の時に、チータと指を鳴らすような手の形で歌に合わせて音頭、リズム、と取るようにされてたり、小林幸子さんが花笠を両手にすくうというか頭の上にもってくるような踊りをしながら歌っていたら玉さまも同じようにされて、曲の合間にはチータ小林幸子さんと顔を合わせてにこにこされていて本当に楽しそうだった。このお二人の間に引っ張っていっていただいて、玉さまがよりのびのび歌い表現されていて嬉しかったし、水前寺清子さんに感謝。ジャンルは普段聴くものとは違ったけど、演歌、民謡のかたはやはり上手い方ばかりで、何より三橋さんのまっすぐな歌う姿勢と声、歌に宿る心が玉さまの心にも残り、こうした形で聴けるご縁をつないで下さり有難いコンサートでした。