やっぱりLiveが好き

目の前の空間を味わうのが好きな人の記録🍀

坂東玉三郎 越路吹雪を歌う「愛の讃歌」 4.12  NHKホール

大オーケストラの方達の演奏と玉さまと宝塚OGの方達、海宝さん。この編成は東京と大阪しかないからやっぱり貴重なんだよなぁ・・・ってことで東京が終わって大阪も急遽追加。

常にネタバレ全開。以下も↓。

最初は「バラ色の人生」を玉さまが歌いながら舞台中央から登場。黒のスパンコールがついたキラキラなスーツ。バラ色の人生って「あ~な~たゆ~え~のわ~た~しよ~~~」っていう伸びやかさが存分に発揮される歌で素敵。一曲歌い終わって確かMCがあったはず。歌舞伎の口上で仰る「にぎにぎしく~」とご挨拶されていて可愛かった!

「夢の中に君がいる」最後の♪恋人♪って!聞いたことある!!有名曲!!この曲はまたじっくり聴きたい。そして「群衆」やったー!!玉さまのアルバムの中から!!あとで振り返って改めて、あー今回は「越路吹雪を歌う」であって玉さまのアルバムの中からの曲は少ないのだな、と。いろんな曲が聴けるのも嬉しいけど、アルバムの中の曲ももっと聴きたいってやっぱり思う・・・。

ここで皆さまが登場でミュージカルメドレー。屋根の上のヴァイオリン弾きの曲「サンライズ・サンセット」♪陽はのぼり のこのこの曲のタイトルは聞いたことなかったけど、今この曲を探して聴いてみたらはっきり覚えてる。すごく印象に残る曲。

「さようなら、ごきげんよう」あああああああかわいいこの曲!!こんなにかわいい曲が世の中にあったのかと、そしてそれを玉さまが歌うとはあのかわいい仕草をされるとは!!!言ってみればおやすみの曲でそれだけでかわいいのに「さよーならーおやすみなさい、~~~」のあとのピアノがめっちゃくちゃ可愛い。メロディだけなのに!!「クルックー」とか、玉さまにご挨拶しながら「さよーならーおやすみなさい」って後ろに下がって行かれるのがたまらない(笑)またこの曲が聴ける、見られるなんて嬉しすぎる!!!

「道化をよこして」Send in the clowns。この曲の内容について語ってらして歌詞自体は抽象的なんだけど、この映画の内容は中年の夫婦の仲がこじれるけど、最後はもとに戻る、という話で、その最後に妻が歌う曲、と仰ってた。この曲も雰囲気のある素敵な曲だったし、また聴きたい。

「18歳の彼」歌って下さった!!大好きなこの曲、♪青い空 で後ろがグリーンの色に染まり、玉さまの歌と相まって歌詞の世界になるよう。CDからの選曲は少なくても一曲一曲、よくその曲を選んでくださった!と思う曲ばかり。

「谷間に三つの鐘が鳴る」最初、真琴さんたちとお二人でアカペラのように歌い始めて、という始まり。この曲もシャンソンらしいけど、一人の人の人生とその一帯を見守る何かの視点から見る、まるで映画の音楽のよう情景が浮かぶ不思議な曲。この曲は聴けば聴くほど引き込まれるような素敵な曲で、こういう曲を玉さまが歌っていただけるというのは本当に贅沢。

二幕が始まって玉さまは白いスーツで登場。「枯葉」「私の心がヴァイオリン」。「私の心はヴァイオリン」のときにはヴァイオリンの会田さんの近く行かれる時もあってそういう共演者のかたへの寄り添い方、この方の演奏を聴いてほしい、というときにそうされるのが心配りとして、演出としてもいいなあと感じた。

宝塚パリメドレーの時、最初に「ユーヌ・シャンソン」そして皆さんのメドレー。「セ・シ・ボン」も歌われてた。このメドレーの時に両脇の階段のようなところに座って他の方が歌わる時は聴いてらっしゃるのだけど、ノリの良い曲の時などには、真琴さんがリードされて一緒に踊られたり、手拍子されたり、とにかく普段見られないような玉さまから目が離せない!!東京公演の時が一番このあたり自由にのびのびと動いてらっしゃったような。広島、大阪が理由があったからというのも大いにあると思うけど。真琴さんの力は大きい。大人しめだった玉さまの動きもだんだんのってこられて一緒に踊ってくださったのは真琴さんのお陰と言っても全く言い過ぎではないと思う。他の方と腕を組んで男性役でリードされたり、ちょっとよくわからない振りだったけどななめる玉さま(笑)素敵かわいいの連続過ぎて大変だった(笑)

愛の讃歌」「水に流して」玉さまは有名でも有名でない曲でも関係なく、歌を良さを伝えられる方なんだなと思う。歌との距離感がどっぷりつかってる感じでもなく、でもその曲をまるごと包み込んでつたえられるあの感じは他のかたにはなくて。

アンコールからの一曲(「最後のワルツ」かな?)「すみれの花咲く頃愛の讃歌すみれの花咲く頃は、玉さまからのはじまりで嬉しい。そして最後、その曲から転調して「愛の讃歌」の1フレーズ。最後をこの曲で終わりにするところもまた良かった。

東京公演は玉さまの踊りとかそういうところが見られて楽しくて。玉さまが以前のコンサートやディナーショーで歌われていた曲は、「玉さまが歌われてたなぁ、玉さまで

聴きたいな」なんて思ったものの、このあと回数を重ねて見て行くたびにまた気持ちも変わっていったので、聴けば聴くほどまた感想も変わってくるのだと思う。