やっぱりLiveが好き

目の前の空間を味わうのが好きな人の記録🍀

「髑髏城の七人 Season月 下弦」ステージアラウンド 12/4

11列サイド席。サイドでもそんな見切れはなかったし、最初こそ音の違和感はあったけどあとは変わらなかったなぁ。

OPの天魔王。周りの兵の衣装や音楽からどことなくスターウォーズみたいな感じ。ワカの未來さんから、天魔王は振り切れた感じになってきたけど(風は未見だけどそうではなかったみたい)、今回の天魔も同様。立ち居振る舞いも芝居も、本当あの感じの天魔だったけど、なんとなく今までの天魔王にあった、振り切れたその中に見えてたその人物そのものの哀しさよりも派手さに目が行ってしまったので、次回はどう感じるかなぁ。

兵庫も霧丸も動きが早くて、そのままでも髑髏党に勝てそうなくらい(笑)霧丸は沙霧から変わって男設定になったから捨との関係性も変わっていた。捨の信念が、天魔王を倒すというところだけでなく、もっと大きな、捨自身がどうなるかというところに最初から焦点が当たっていて、捨がより個人で人間でという感じがしてこれもまたよかった。霧丸がその部分を捨になげかけ変化していき、霧丸自身もいつのまにか変化していて。

蘭兵衛は、太一蘭によくぞここまで近づけてくれた!太一の蘭命のような自分にとっては嬉しくて。殺陣もそう、在り方もそう。完璧。

ただ天との対峙の時、迷いもほぼなく、ぐんぐん取り込まれていくさま・・・それほどまでに思っていた、どうしようもなかったんだろうけど。自分が勝手に作り上げた蘭像かもしれないけど、無界での襲撃、太夫への思い、心から楽しい楽しいとかではないと思うんだど、言葉を表面通りに受け取った自分の解釈がそう、というだけで、本当は葛藤も少しの思いも蘭にはあったんだろうか。

太夫の晶紀ちゃん、蘭のことを、言葉には表さなくても本当に心の底からわかっているそういう太夫だった。そう感じられる一瞬があることでこんなに信じられる事実のように思えるんだなと。

捨之介もかっこよかった!芝居、殺陣、迷いもかっこつけるところも思い切りがよくて宮野さん、このかたはいいなと思った。ここまで出来るのって当たり前ではないと思うんだよね。でもそれをなんの違和感もなく見せてしまえるのが凄い。

で、狸穴次郎衛門!!!千葉さんに会えた・・・メイクが鼻が赤くなっていてかっこよさからはちょっとだけ離れてしまったけど(笑)でも!!色気は変わらず。変わらずどころかパワーアップ。見そめられたおきりがあんなにキレイになっちゃうんだからさ!!おきりを見る目とか引っ張っていくとこととか、あーーーーなんであんなに色気があるんだ!!!無界屋襲撃でおきりもやられてしまった後に向かう姿、あの情の深さが千葉さんがすきな理由のひとつ。どうでもいい存在なんかじゃない、すぎていった一人なんかではなくきちんと気持ちも向けていてそこから怒りを発する。その過程がしっかり感じられるから好きなんだ。天魔の首の代わりに捨を斬ろうとするところ、捨が今回初めて家康につめよる場面があったけど、そこで一切ひるむことなく、かといってばかにすることもなくきちんと受け止めている、そういう家康が観られたのも良かった。

MVPは狸穴・・・そう思っていたら!!おもわぬところに今日のMVPが!!!インディ高橋さんのいん平。インディさんは出てくるだけで面白いんだよ(笑)なのに大駱駝艦みたいな(拝見したことがないのであくまでイメージ)ポーズであのきもちわるさ(笑)←褒めてる、あくまでも(笑)ずるいわー面白いわ(笑)それだけで終わりじゃなかった。二幕目で関八からおにぎりをもらうところ、しんでるんじゃないかみたいなあの場面、あそこは双眼鏡で拡大してみるんだったなぁ。次回は必ず!!

贋鉄はどんどんハードルが高くなってるよなぁ。今回も面白いのにな。成志さんが上げ過ぎた(笑)

一輪車やらスケボやらよくあの道を走れるなぁと。安全に無事に終えてほしいです、本当に。また来年の変化に期待!